2014年 12月 13日
ベアの手直し
私は今まで、作ったベアちゃんのお直しってしたことがありませんでした。
「気に入らないまま仕上げる」ということがほぼ無いせいなのか?
というか、大体、お顔が気に入れば身体はよっぽどの事がなけりゃ妥協できるからかも(^^;)
ところが、やはりといえばやはり。
シーチングなどで試作品を作る、ってことをまるでやらない私なので
(その理由は、試作品を作っても、その試作品に愛着がわいてしまい、そのまま仕上げるハメになる。だったらもうじゃんじゃんモヘアで作っちゃえ、っていう考え方なんです… 汗)
そうその、『いきなりモヘアで作る』(=どうなるのか、作って確かめるという無謀なヤツ)ため、この最初のコは当初想像していたものとは全く違う出来になり、作ってる最中からすでに「しまったな〜〜〜感」満載だったコなんです。
上の写真の子が、それです。
お洋服を着せるわけでもないのにミョーに手足が長くて、頭でっかちで。
これ、近くで見ると色々とアラが目立つんです。
本当はもっと、ずんぐりむっくりにしたかったんですけど…
「まず絵を描いて、その絵に沿って寸法をはかり、型紙を作る」というセオリーを完全無視し、「こんな程度かな?」というおおざっぱな型紙の引き方をしたために、全然ムックリな感じじゃないです…
手足ももっとボヨーン、って感じにしたかったんですよ。
かといって…
手直しは、一から作るより難しいよ、と聞いていたし
プラスチックジョイントなので、外すとしたら破壊しなくちゃなりません。
一体、どこまでの手直しが必要だか見当もつかなかったので、今日までいじらずに来ました。
今まで数ヶ月間、この子は 気に入らないバランスのまま、お部屋にいたってことです…
とにかく、お顔はよく出来てると思った。
ていうか、その、可愛いでしょ?
(笑)
この、グレーのモヘアに12㍉ブルーのグラスアイがとっても似合ってて。
しかも、シュタイフのパディを模して、白い胸毛付き。
なので、出来るだけこのボディと顔はいじらず、手足のバランスとお顔のほっぺた周りのバランスを整えることにしました。
鼻の上部がね、実は横から見るとすごく歪んじゃってたんです。
作る時と、逆の手順で
背中の縫い目からほどきます………
あ〜〜〜〜なんか可哀想だけど。
結局、全部バラすことになりましたね…
プラスチックジョイントは、もうカッターで切り込みを入れてバコッと壊すしかありません。
ほっぺの辺りのふくらみを、綿を足して整えました。
作った本人でも分からん…だけど、かなりの量の綿を足しました。
で、ハードボードジョイントへ付け替えます。
目も、引きを強くしてみました。
鼻の刺繍、両サイドを少し足して、大きくしました。
口も刺繍もやり直したんですよ。
思えば、このコはチャドバレーベアちゃんの顔に似た感じになっていますね…
偶然です。
基本的に、例のチャドみたいな子が好きなんでしょうねえ。
手足も全部バラしました。
全部をハードボードジョイントに付け替えます。
足が不必要に長かったので、2・5㌢くらいカットしました。
鼻・口の刺繍と
足のカットで、バランスがパディみたいに。
手と胴はどうしてもいじれなくて、結局そのままのものを使いました。
頭がやっぱり重くなってしまうので、プラスチックペレットよりグラスペレットの方が重くていいかな?ってことで、お腹の中身を詰め替えます。お尻の方に重心が来るように。
それぞれを塞いで繋いで、完成です……
色々とアラが目立ってましたが
作り始めてから半年ばかり経つので、アラを除去する腕前が追いついて来た、んでしょうか(^^)♪
可愛くなって再登場です。
良かったね!!
初めての解体と手直し、のお話でした。
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