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テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き

弊ブログ、閲覧数トップの記事はこれ

めちゃくちゃ初心者時代に書いた、首のジョイントの縫い方と目の付け方なんです…。



この記事、かなり、かなーりメモ書きに近いお粗末なものだというのに、なんだかたくさんの方に見て頂いていて、申し訳なくて穴があったら入りたいくらいな出来。ロクに写真もないし(汗)

なので、もうちょっとましな、写真付きの記事を書いてみました。


とはいっても、内容は一緒です(^^;)
大体、大した技術は持ってないし。

作り方の本なんかにも載ってる方法でしかないですが、こんな地味ブログにわざわざきて下さる方のために、微力ながらお応えしたい、なんて思っちゃったりして。


型紙作りやモヘアのカットやらの前段階は割愛しまして…
あくまでも首のジョイントの付け方、のとこです。



◆ 頭を縫って、綿を詰めたら

丈夫な糸の2本取りで首回りをぐし縫いします。
テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_21552644.jpg
ジョイントをはめ込んで、糸を絞ります。
綿は、反発でジョイントが押し戻されるくらい、いっぱいまで詰めてます。

この写真のベアは小さいので(身長10㌢くらい)ジョイントも小さいですが、首をクマらしく太目にしたいと思っているので20㍉を入れてます。
首と足のジョイントを腕のジョイントより大きなものにすると、どっしりした感じになるかな。


モヘアの種類、ジョイントの大きさなど、小さな条件が少し違えば、同じ型紙でも全然違うイメージのベアになる。組み合わせの微妙な違いで色んな姿のベアが出来る…この『可能性』が、ベア作りの面白さ、魅力の一つ、と言えますよネ(^^)♪


テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_22015387.jpg


ぐし縫いした糸を、ぎゅーっと絞ったところ。
これから、ジョイントを押さえるようにしてジョイントの棒の周りを縫い止めていきます。


テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_22052145.jpg
3針縫ったら玉止めを作って、そのまままた3針縫います。玉止めできる程度まで糸を残して、ぐるぐると、限界まで。

これは、プリメーラさんで教えている方法らしいので、もちろん他のやり方でやってる方もおられます。
でもこのくらいガッチリやっておけば、ホントに何十年も保つと思います。


テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_22095493.jpg
縫い終わったら、針を遠くへ出して=頭の中に「糸を逃して」
切ります。


◆ 次は、目の付け方です。

実は、個人的に、目を付ける前にやっていることがあります…
目の位置に、くぼみを作ること、です。

テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_22123120.jpg
上の図ではちょっと分かりにくいですかねえ…

番号順に糸を通して、ぎゅっと引いて行くわけです。
そうすると、グラスアイを刺す位置周辺に、あらかじめ「眼窩」ができる。


テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_22452985.jpg
最中の画像はちょっとグロいわ…
なので、横っちょにしときます(汗)



目を糸に通して、顔に刺してからぐいーーっ、と引っ張れば、確かにくぼみは出来ますが、それをやると華奢なグラスアイだとワイヤーがボゴン!って取れちゃうことがあります…結構強い力がかかってますからねえ…(^^;)
それに、その方法だと、目の位置を直す度に表情が変わっちゃったり、なんて可能性も。
やり直しの作業量も多くて大変なので、上のような要領でお顔の目の位置に糸を通して、あらかじめお顔にくぼみを作っておくと、表情が決めやすいみたいです。
ちなみに、アンティークのベアちゃんは、このやり方をしているコが結構います。ウチにいるチャドヴァレーベアちゃんなんかもそうですね。

あ、あくまでも、これは私がやってみてイイな、って思っただけなので、これが絶対、ってわけじゃないですヨ…

テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_22470807.jpg
「くぼみ」が出来ました。
ここに、グラスアイを刺して行きます。


◆ 目を付ける


テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_22483374.jpg
作った「くぼみ」の中の、好きな位置に目打ちで穴を空け、直接グラスアイを差し込んでみます。
グラスアイによってはワイヤーがあらかじめ細くなってるやつもありますから、そのタイプならすぐに差し込んで様子を見ることが可能。

この段階で、私は大体一晩放置します。

朝起きて見ると「あれ?可愛くない!」って思うこともあるからです。
体調や、その日の気分によってもベアの顔って変わっちゃいますよね。
不機嫌な時に作れば、何だか怖い顔になってるし、和やか気分で作れば清々しい顔の子になる。

それも、ベア作りの魅力です。

作っている、その時の気持ちがベアに反映される。

なんて面白いんだろう、って思います(^^)♡




さて…

目は一晩熟成させるとして…

鼻の刺繍もやっちゃいましょう。


◆ 鼻と口を刺繍する


テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_22544128.jpg
あ。

途中経過を撮影するのを忘れちゃいました……042.gif


◆ 鼻は、20㌢以上のコの場合は刺繍糸(5番手)の二本取りで、10㌢程度の子の場合は1本取りで。

首の下から針を入れ、鼻の中央を決めてから、ヨコ糸でサテンステッチ、その後タテにサテンステッチを入れて厚みを出し、ふっくらさせるようにします。
糸を引く力をどれも均一にすると、奇麗に刺せます。
……でも、数をこなさないと、奇麗に行かないけど……(^^;)
あと、チャドヴァレーベアみたいな、まん丸の大きな鼻も好きなので、そう言うのにする場合は、黒の厚手のフェルトを小さく切った物を縫い止めて、それをベースに刺繍糸で囲んで行く方法をとります。


口は、中央ラインから下へ短めに一針。
その後、口角の位置に針を出し(左右どちらからでも)中央の上唇の所へ糸を通して、反対の口角の位置に刺します。
そうすると、このヘの字口になります。

口の刺繍だけでも色んな表情が作れるので、色々やってみると良いと思います。


テディベアの首のジョイント部分の縫い方と、目の付け方。 写真付き_f0330735_23002372.jpg

耳が小さいのが最近は好きだなw

最初はチーキーっぽい大きな耳が好きだったのですが…


まだ目の位置に納得していません。
もっかい変えよう………



(ひとまずこの記事はここでおしまいです)





by bearbunch | 2015-04-08 23:13 | ハンドメイド。